きのこ類・へちま・みょうが・にんにくの保存方法

野菜の保存方法

きのこ類の保存方法

 

秋といえば、きのこを思い浮かべる人も多いでしょう。
とはいえ、きのこが野菜という認識を持っている人はあまり多くないかもしれません。
実際、きのこはあくまでも菌類であり、行政上の区分でも「特用林産物」となっているので、野菜とはいえない食材です。
とはいえ、実際には野菜売り場に他の野菜と一緒に売っているので、野菜という認識で購入しても何ら問題はないでしょう。

そんなきのこ類ですが、特に食材として一般家庭で使用されるのは、しいたけ、まいたけ、しめじ、エリンギ、エノキといったところでしょう。
基本的に、これらのきのこ類に関しては、個別で保存方法を考慮する必要はありません。
全て共通とみなして大丈夫です。
ただし、マツタケだけは風味を損なわないためにも、保存するというよりは購入した日、あるいはもらったその日に調理することを強くおすすめします。

きのこ類の保存方法は、ビニール袋に入れるか容器に入れ、野菜室で保存すると一番長持ちします。
きのこは保存しやすく、放っておいても腐らないというイメージがある人も多いかと思いますが、実際には風味が非常に大切な食材ですので、それを損なわないためにも冷蔵保存が必要です。

また、冷凍保存も可能です。
基本的には茹でてフリージングで問題ありません。
小さめに切っておくと、よりコンパクトに収納できます。

きのこ類は長持ちしやすい食材ではありますが、イメージほど長くは持たないという一面もあります。
お鍋をはじめ、非常に多くの料理に使用できますので、あまり過信せず、使える時に使っておく方が良いでしょう。

 

ヘチマの保存方法

 

昔は、夏の風物詩として、ヘチマがぶら下がっている光景が様々な家で見られました。
しかし、現在ではそういった光景はほとんど見られなくなっているのが現状です。
そもそも、ヘチマを食べるという習慣も、かなり少なくなっているのではないでしょうか。
どちらかというと、化粧水として使用するために栽培している所が多いようです。
ですが、ヘチマは食材としても非常に優秀です。

そんなヘチマの保存方法としては、水分が多いので乾燥を防ぐことを第一に考えます。
新聞紙で包み、ポリ袋に入れ、冷蔵庫に入れておきましょう。
これで一週間くらいは風味を確保できます。

一方、ヘチマは冷凍保存することは困難です。
これは野菜の中でも食物繊維が多いことが要因と言われています。
よって、保存方法は通常の冷蔵庫保存にしましょう。

ヘチマは、食感としてはナスに近いですね。
茹でたり炒めたりすると、非常に柔らかくなります。
そのため、歯の弱いお年寄りなどには最適な食材です。
味噌との相性が良いので、味噌汁に入れたり、ピーマンやナスなどの他の野菜と一緒に味噌炒めたりして食べると良いでしょう。

また、ヘチマを栽培する場合は、ヘチマ水を作ったり、体を洗う際に使用するヘチマたわしにしたりすることもできます。
ヘチマ水は、実からではなくつるの部分を切ってから採れるものなので、注意しましょう。
ヘチマ水を採って、それにエタノール等を混ぜると化粧水になります。

ヘチマたわしは、ヘチマが生ってからしばらく放置しておくと、実が腐って繊維と種だけが残ります。
後は種を取り除けば、それでたわしが出来上がりです。

 

みょうが・にんにくの保存方法

 

みょうが、にんにくは、それ自体を主食として食べる食材というわけではありませんが、立派な夏野菜の一つです。
みょうがはしょうがなどと同じく薬味にして食べることが多く、にんにくは食材に混ぜて調理することが多いですね。
いずれも主役ではないものの、料理を引き立てる脇役として非常に大きな役割を担っています。

そんな二つの保存方法は、いずれもシンプルです。
みょうがはポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。
にんにくは、冷蔵庫に入れずに風通しがよく日当たりの少ない場所で保管します。
ただし、それぞれにいくつかの注意点があるので、その点を考慮した上で保存方法をより吟味しましょう。

例えば、みょうがの場合は、風味が命です。
そのため、風味を損なうような保存方法では、せっかくの長所が消えてしまいます。
風味が消えてしまう大きな要因は、乾燥です。
よって、ポリ袋に入れる場合は、霧吹きなどを使い、やや湿気を中に保たせた状態で保存しましょう。
ただし、湿気が篭ってしまうのも風味を損なう要因となるので、袋の口は開けておきましょう。

にんにくの場合は、その独特な香りからついつい袋に入れがちです。
しかし、ビニール袋に入れるのは止めておきましょう。
また、にんにくの大敵となるのは湿気です。
そのため、湿気のない場所で保管しましょう。
天気がいい場合は、ネットなどに入れて天日干しすると効果的です。
冷蔵庫に入れないほうがいいですが、湿気の少ない場所がない場合は、冷蔵庫保存で問題ありません。

にんにくは、基本的には日持ちがしない野菜です。
どうしても長期間の保存が必要な場合は、しょうゆなどに漬け込むと長持ちします。

 

 

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