キャベツ・春菊・チンゲン菜・レタスの保存方法

野菜の保存方法

キャベツの保存方法

春野菜の中でも特に多くの家庭で使われるキャベツ。
各ビタミン、カロチン、カルシウム、カリウム、鉄など、様々な栄養素を含んでおり、また胃腸の調子を整える野菜としても有名ですね。
風邪を引いた時、あるいは美容にも良いと言われています。
さらに、なんといっても味が優しく甘いため、子供でもほとんど嫌いな人はいない野菜としてかなり重宝されています。

そんなキャベツの保存方法は、乾燥させないことが第一です。
そのため、新聞紙で包むのがベストです。
サランラップでも問題はありません。
外側の傷んだ葉は、早めに取っておいたほうが良いでしょう。

キャベツの保存方法として有効なのは、芯をくりぬき、ペーパータオルを湿らせてくり抜いた穴に詰め、冷蔵庫内で保管するという方法です。
これだとかなり長持ちします。
逆に、冷凍には最も不向きな野菜なので、調理した物以外は冷凍しない方が無難です。

キャベツを長期保存する場合は、温度を0~5℃に保つことが最も有効です。
芯の部分を下にすることで、葉の傷みを最小限に抑えることも忘れないようにしましょう。
野菜室がある冷蔵庫ならそこに入れておいてもいいですが、通常の冷蔵庫スペースの方が温度的には向いています。

保存に適したキャベツを選ぶには、まず中の葉が傷んでいないことが第一ですが、同時に重いキャベツを選ぶことも重要です。
重いキャベツにはそれだけ葉が詰まっていることになりますが、それだけではなく、乾燥していないで水分がしっかり含まれていることにもつながります。
そうしたことから、できるだけ重いキャベツを選んで買うことがポイントです。

 

春菊・チンゲン菜の保存方法

あまり旬を気にして購入する人がいないと思われる春菊やチンゲン菜ですが、実際には秋が旬の野菜です。
この二つは、同じ料理に使用されることはあまりなく、春菊は鍋料理、チンゲン菜は中華料理をはじめとした炒め物が主な使用料理となりますが、同じ葉野菜ということで共通する部分もあります。

そんな春菊とチンゲン菜の保存方法は、やはり乾燥の予防が第一となります。
春菊はあまり強い食材ではないので、なるべくしっかりと湿らせてから保存する必要があります。
新聞紙を軽く湿らせたものに包み、ポリ袋に入れてから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
この際、根元を下にして保存するとより効果的です。

チンゲン菜は、春菊よりは長持ちさせやすい食材です。
ある程度乾燥にも強いので、新聞紙で包む必要はありません。
ラップで包み、冷蔵庫の中で保存しましょう。
尚、こちらも立てて置いておくことが、より長持ちする保存方法のポイントです。

春菊は鍋料理以外はほとんど使用しない食材なので、葉野菜の中ではかなり地味な部類です。
しかし、その実非常に栄養素の豊富な野菜としても知られています。
緑が濃い食材なので、カロチンは非常に多く、ビタミンB1、B2、ビタミンEもかなり多く含まれています。
さらに、鉄分やカルシウム、カリウムといった、現代人の不足しがちな栄養素も含んでいます。
肉や魚を使ったお鍋で一緒に食べると、カロチンの吸収がより高まります。

チンゲン菜は、カロチンとカルシウムが多い野菜です。
油との相性が良いので炒め物に多く使われますが、茹でても美味しくいただけます。

 

レタスの保存方法

淡白な緑色がトレードマークのレタスは、その色合いどおり、水分がかなりの割合を占めている野菜です。
基本的に味はほとんどなく、やや苦味がある程度で、よく言えば食べやすく、邪魔をしない食材ということになります。

そんなレタスの保存方法は、実は非常に難しいと言われています。
レタスは他の葉野菜と比べ、かなり傷みやすいからです。
スーパー等で売られているレタスも、実際に芯の部分を見てみると、けっこう変色していることがわかります。
これが当たり前のように思われがちですが、実際にはその時点で傷んでいるのです。

レタスを保存する際に気をつけることは、乾燥させないことです。
そのために重要なのは、外葉です。
外が傷んでいるとついつい捨ててしまいがちですが、その葉は残しておき、中のレタスの葉の防御壁にしてしまいましょう。
そして、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存するのが一般的です。

レタスの保存方法で特に気をつけるのは、使いかけの状態の物です。
レタスは切ると乳液が出てきます。
苦味成分の元ですね。
これが他の葉の部分につくと、変色の原因となるだけでなく苦味も増します。
必ずしっかりと洗い流し、切り口部分をラップで包んでおきましょう。

使いかけに限らず、新聞で包んでおくのも効果的です。
最も良い保存方法は、茎の底にある腐りやすい芯の部分に小麦粉をすり込み、そこをペーパータオルで包むという方法です。
こうすれば、かなり長持ちします。

冷凍保存も可能ですが、あまり茹でて食べる食材ではないので冷凍には向いていません。

 

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